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1999年7月 放課後、黄山顕成君(当時中2)は、3年生にサッカー部の部室に呼び出され暴行され1週間の怪我をして保護者が中学校に連絡し、その後、上市署に届けている。 2001年5月 黄山顕成君はグループからスーパー駐車場に呼びだされ、心配した母親が息子の後を付けて上市署に通報。 帰宅後、黄山顕成君にリーダー格の少年から電話が入り、 「警察が、母親の通報できたと言った。町をまともに歩けると思うなよ」と脅されたことを母親は息子から知らされた。 2001/6/ 26日の暴行の3日前にも顕成くんは無職少年らに暴行され、頭にけがをした。 2001/6/26午後9時過ぎ、黄山顕成君は電話で呼びだされ、相ノ木小学校体育館にグループの上級生3人を含む計12人の非行少年たちが待っていた。 「悪口を言ったろう」という問いつめに「悪口は言っていない」と顕成くんが返事。 暴行が始まる。 馬乗りになって胸を殴りつける、髪の毛をつかんで立たせ腹を回し蹴りする。 逃げても連れ戻し、正座させ、塩化ビニルパイプや掲示板などでおよそ2時間殴る蹴るの暴行をされた。 黄山顕成君は一度も反撃しなかった。 少年らは顕成くんがけいれんを起こし、虫の息になっても暴行を続けた。 主犯格の少年は、数時間前まで別の場所で暴行されけがをし、グループに現場に運ばれていた無職少年H(15)に「2人でけんかしたことにしろ」と命令し、帰っていった。 翌27日午前5時28分頃、外傷性くも膜下出血、脳挫傷、肝挫傷、脾臓破裂による外傷性ショックで死亡。 |
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1回目の事件のとき、警察は暴行を加えた少年達を家裁送致しなかった。 この事が事件をエスカレートさせる原因になったのは言うまでもないが、警察は問題なかったとしている。 |
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富山地方検察庁は先月28日に傷害致死の疑いで逮捕された少年3人を、富山家庭裁判所に送致した。 送致されたのは、いずれも上市町に住む16歳から17歳の少年3人。 少年法が2001年4月から改正されて少年事件の審判に検察官も出席できるようになったため、富山地方検察庁は事件を多数の少年が関わる重大な事件と判断し、事件送致に合わせて家庭裁判所に検察官出席の申し出た。 少年法改正後県内で初めて検察官出席の下、審判が行われることになった。今年6月上市町で、男子高校生が少年グループから集団暴行を受け死亡した事件で、成人同様、傷害致死の罪に問われている少年2人に対する論告求刑公判がきょう、富山地方裁判所で開かれました。 検察側は主犯格の2人の少年に対し、それぞれ懲役5年から8年を求刑しました。 主犯格の17歳の少年2人は、成人と同じ扱いを受け、傷害致死の罪に問われた。 公判では被害者の黄山さんの両親が意見陳述し、「顕成を返してくれるまで、あなたたちを許さない」と無念の気持ちを2人の少年に投げかけました。 検察側は「悪質という言葉では表現し尽くせない、殺意に限りなく近いと考えられる」として被告の少年2人に対して懲役5年から8年を求刑しました |
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